■遙かネパールの薪背負えず (ネパール編:2004年 6月2日〜6月30日)

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はじめに

1ヶ月前に訪れたデンマークは、見渡す限りの菜の花畑でした。
私は両手に溢れるばかりの花を摘んで帰国しました。

そして、次に予定したのは薪を集める為のネパールでした。
薪は売るほどあるだろうと思われる、山々の連なるネパールは釈尊の生まれた国でもありました。

広辞苑で“薪”を紐解くと、“歌を唱い、薪を背負い、桶を担いて釈尊のもとへ”とありました。
薪を集めて背負う事は仏道の修行だったのです。

どんな修行が待っているのか? 2004年6月2日、深夜、ネパールに向かって関空を飛び立った。


早朝の洗面所inタイランド

6時間のフライトで着いた中継のタイ空港。
早朝4時45分、まだネオンがきれいだ。
こんな夜明けにタイランドに着いても困るワヨネ〜
「住吉さ〜ん、待ち時間は5時間って言わなかった?6時間もあるヨ。」

まずは、洗面所へ。時間はたっぷりある。
たっぷり練り歯磨きをつけて入念に歯を磨く。
「これって、日本で買ったヨネ。」味が違うし、泡立ちも悪い。それでも入念に磨く。
うがいをする時に気が付いた。
「えっ?これって洗顔フォームじゃ?」急いで容器を明かりにかざす。
「やっぱり!!ギェ〜」 コーヒー飲んでも妙な味、タバコ吸っても変な味。
しばらく、洗顔フォームは口の中から出ていく事は無かった。


ナマステ ネパ−ル

長い長い6時間が過ぎて、やっと飛行機はカトマンドゥへ。
空から見るネパールは美しい。
山また山、そこに切り開かれた棚田、そして点在する家々。
やっとネパールに着いた。

滞在するゲストハウスのオーナーのお出迎えがあった。
前回と違って、道路に車が走っていない。
走っている車も皆ナンバープレートを外している。
聞くと、「マウイストに爆弾を仕掛けられるから外している」と。
「えっ?この車は大丈夫?」「大丈夫だよ。ディディ。俺たちもう慣れてるから」
「アンタ達は慣れていても、私は慣れてないよ」でも、死ぬことはないだろうと直感する。

車は大急ぎでゲストハウスに到着する。
友人のドゥルガさんが出てくる。外の暑さとは裏腹にロビーは涼しい。
ビールが運ばれてきて、向こう1ヶ月の打ち合わせをする。
私が依頼したプログラムはすべて実行可能とのこと。

今回私が予定した事は、支援先のデイケアに通い、日々のプログラムを見る事、
通所者の自宅を訪問する事、行政の人に話を聞く事、
そしてマリノール以外の精神保健施設を訪問する事であった。


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