ネパールツアー
社会福祉士取材班同行す


天岡憲子
2003年3月19日10時30分
"お客さ〜ん忘れ物。ザック!"とMKタクシ−の運転手さんが駆けてくる。
自宅から関空までタクシ-を利用。そして、国際線ロビ−での出来事。先が思いやられる。
でも、心配ない。今回のネパ−ル行きには利発でチャ−ミングな若者が2人いる。
すぐに逢えた。"同行する"と聞いて、半信半疑だったがやはり本当だった。
そして、すぐに事務局の沼さんと住吉さんが大きなトランク2つ持って笑顔のお見送り。
それから、ABAのパンフレットを見て来たという兵庫SW会の重野さん。色白で笑顔のステキなご婦人が加わった。
総勢4人に大きなトランク6個。全部で80sならOK。
だが、シバやクリシュナ(ネパ−ルの神様)を信心していない我々に恵みは無かった。
20sオ−バ−で、泣く泣くプレゼントの詰まったABAのトランク1つ残して、私は5回目のネパ−ルに飛び立った。
夜のとばりの降りたネパ−ル空港には、いつものデュルガ夫妻が迎えに来てくれていた。
彼女のコテ−ジの庭で、脂ぎった機内食の胃に向かって、carls bargnのビ−ルが爽やかに食道を通っていく。
3月20日 老人ホ−ムを訪れる。
建物は135年前に建設。長い間、貧しい人、家の無い人、身寄りのない子供や老人の救済の場となっていた。
現在は205名 60歳〜99歳の老人達が入所している。
丁度、お昼の食事時に訪問。手で食べている人、もう寝ている人、裏の洗い場で畑の土を洗剤にプレ−トを洗っている老人達が入り乱れていた。
カメラを向けると、ニコニコと花の前に立つ老人、ナマステと手を合わせる老人、怒ったように向こうを向いてしまう老人これも様々だ。
石田さんは写真を撮りまくる。
桜井さんは似顔絵を描きまくる。
重野さんは笑顔で話しかけている。

前回、同行した角谷Drの寄付によるベット10個、戸棚3個、椅子5脚が完成していた。
ひとつひとつに、ABA 2003 K2(角谷慶子の意味)が記されていた。
目に見えるこんな支援が私は好きだ。
小さな野の花が一本又一本植えられ、そして大きな花壇になる。
ネパ−ルを知る人は言う。"ネパ−ル人に言われるままに金を払って、物を与えて、どうする?"私は言いたい。"それがどうした?"と。
我々がしている事は、国家をひっくり返す事じゃない。風が吹けば飛ぶほどの支援である。
3月21日 いよいよデイケアセンタ−へ
ABA事務局が用意してくれた石鹸やタオル、石田・桜井組が買ってきた日本のお菓子等を携えて訪れた。
センタ−では、丁度Drシュレスタ−の診察が行われていた。ここでは、地域の患者達の診療もデイケアで行われる。
プレイル−ムでは、利用者の方々がトランプや編み物をしている。
日本のミタイ(お菓子)に"ミトチャ(おいしいよ)"と笑顔が返ってくる。
石田・桜井取材班によるインタビュ−が始まる。
利用者の総数は36名。1日12〜16名が来所している。
自分の世話が自分でできるようになる事を目標に、プログラムが展開されている。
昨年、精神科Dr角谷がプレゼントしたうちわ。それに絵を張るプログラムもなされており、"こんなのが出来た。どうぞDr角谷に"と一本のうちわが託された。
スタッフはNs1人,SW1人、何でもやる人1人、それに学生ボランティアが現在2人いる。
入所に至る過程は、SWがコミュニテェイを巡回、調査して、必要と思える人、希望する人に入所の話しをするそうだ。
利用者の方に話しかける。"カストウチャ?(いかがですか)" "ランブロチャ(良いよ)"短い会話に笑顔があった。
私は何度でも来よう。この笑顔に逢うために。
次回は、1人の利用者さんの密着取材を報告するつもりでいます。シュラフを買って用意しなきゃ。