家のフローリングを歩いていて、ミシミシやギシギシと音が鳴る、通称「床鳴り」。
今回は、フローリングの床鳴りの原因と、その対処法を分かりやすくご説明させていただきます。
原因次第ではDIYで安く修繕することもできるので、ぜひチェックしてみてください。
フローリングが床鳴りする原因
フローリングが床鳴りする原因は、主に3パターンに分けられます。
・フローリング材に問題がある場合
・床下地に問題がある場合
・施工業者に問題がある場合
これからそれぞれの原因を詳しく説明していきます。
フローリング材に問題がある場合
フローリング材の乾燥伸縮
フローリング材の素材によって、乾燥や湿度などによって床材が伸縮や多少の変形が起こることがあり、それによってフローリングの繋ぎ目(さね)がお互いに擦れて音が鳴りやすくなってます。
主に、新築や無垢材を使用しているケースに多く、時間が経ってなじむことで気づいたら直る場合が多いので、基本的には放置で大丈夫です。
しかし、3か月以上床鳴りが続いているようでしたら、他の原因の可能性も高くなるため、専門業者に確認してもらう必要が出てきます。
フローリングと床下地に隙間ができている
経年劣化や大雨の影響などにより、床下地が劣化や変形したりすることで、フローリングと床下地との間に隙間ができてしまいます。
その隙間が原因でフローリングから、きしむ音が鳴っているということです。
対処法としては、フローリングの上から専用の工具で打ち付けたり、樹脂を流し込んで隙間をなくすことで、床鳴りは解決します。
床下地に問題がある場合
床下の土台が変形している
床下には、根太や構造材というものによって支えられていいるのですが、フローリングと同じく、湿気や乾燥などにより一時的に変形し、床鳴りが起こってしまうことがあります
この場合はフローリングと同じく、時間が経てば解決する場合がほとんどですので、そのまま様子を見ても大丈夫です。
しかし、3か月以上床鳴りが収まらない場合は、他の原因の可能性が高いので、専門の業者に確認してもらう必要があります。
シロアリによる被害
床鳴りの場所が、キッチン、トイレなどの水回りの場合は、シロアリによる原因の可能性があります。シロアリは湿度の高いところを好むため、水回りの場合は要注意が必要です。
もしシロアリが原因の場合は、いち早く対処をする必要があるので、すぐに専門業者に確認をお願いしましょう。
施工業者に問題がある場合
フローリング、床下地の施工不良
フローリングを張り替える前に行う「床下地調整」や、フローリングを張るときなどの仕事が粗く、隙間や歪みが発生することで慢性的な床鳴りが起こってしまうります。
しかし原因を確認するには、一度フローリングを剥がして確認を行わないといけないので、専門業者にお願いする必要が出てきてしまいます。
床鳴りをDIYで直す方法
自分で床鳴りを直す方法を2点紹介していきます。DIYでは隙間による床鳴りしか直せないので、原因をしっかり確認してからの施工をお勧めします。
1.釘で隙間を固定する
床下地とフローリングの隙間を、釘で密着させ隙間をなくして床鳴りを直す方法になります。
・隠し釘(ホームセンターなどで購入可)
・かなづち
床鳴りが起こっている場所に、フローリングと垂直になるように隠し釘をやさしく打ち込みます。
この時に、かなづちが垂直でないと、曲がってしまうため慎重に行います。
全て打ち終えたところで、隠し釘の頭をかなづちで軽くたたいてあげると、簡単に取れて、後も目立ちませんのでお勧めです。
2.修復材を流し込む
床下地とフローリングの隙間に、専用の修復材を流し込み、隙間を埋める方法になります。
・修復材
床鳴りがする場所の、フローリングの繋ぎ目から修復材を注入するだけです。
一番簡単に床鳴りを直すことができます。
しかし、無垢材など素材によっては使用できないものもあるため、注意が必要です。
最後に
床鳴りの原因はわかりましたでしょうか?
あまり気にしていなかった床鳴りでも、放置することでシロアリなど被害が拡大してしまうこともあるので、一度チェックを行い、早めに対照することをお勧めいたします。
また、おすすめのリフォーム業者の比較ができるサイトを紹介しておりますので、まずは無料でお気軽にご相談してみてはいかがでしょうか?